むげん大阪本店、店長の独り言

カスタムパーツを組み込むと、良くなる部分とほぼ同じ質量分悪くなるところがある。
という事は、過去に書いたと思います。
良くなるだけで、悪くなる部分が無いパーツがあるとすれば
費用が高価になりすぎて、コストに見合った効果が得られないからメーカーがやってない時くらい。

今回、勘違いされているお客様がいらっしゃるパーツの説明をします。
それは、タニオ・コバ の ツイストバレル
銃身中に螺旋の溝を掘ったインナーバレルです。

勘違いしてない人には、何の事はない話ですが・・・

この螺旋の溝でBB弾が回転して飛んでいると思っている人が居るんですが
違いますので！
この溝から発射の空気を逃がし
バレルにBB弾が接触しないようにして発射させるのが目的の溝です。
逆に溝に接触してしまった場合、変なスピンが掛かってしまい
とんでもない方向に飛ぶことになります。
（時々、乱れた弾道が混じるのはそのためだと思われます）
本来、BB弾を押し出すための発射エネルギーを溝から逃がしているため
このバレルを使用すると
パワーはノーマル時よりも下がります。
冒頭でふれた
命中精度の上昇の質量分、パワーが下降するということになるわけです。
（人によって、上がった質量と下がった質量が同じ量に感じないかもしれませんが）
パワーレギュレーションのクリアのため、命中精度UPじゃなく、パワーDOWNの目的で
ツイストバレルを組み込む人も居ます。
カスタムパーツを組むとどうなるかが分かってると出来るやり方ですね。